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今更聞けないフレッツ光とドコモ光ってどう違う?転用の手続きと費用を解説

ノートPCやスマートフォン・タブレット…、インターネットを使う機器は年々増え、今では誰でも持っています。でもインターネットの仕組みについては詳しくない方も多いのではないでしょうか?
現在主流なのは、フレッツ光などの光回線を使ったインターネット接続サービスです。今までは光回線の契約と、インターネットに繋げるためのプロバイダ(OCNやBIGLOBEなど)の契約が必要でした。しかし、新しく始まった光コラボレーションサービス(光コラボ)”により、回線とプロバイダを1つの契約で使えるようになりました。『ドコモ光』はそんな光コラボの1つです。
そこで、今回は光コラボについて説明しつつ、『ドコモ光』に切り替えた時のメリットとや手続きする際の注意点をご紹介します!

フレッツ光とドコモ光の違いとは

そもそもフレッツ光とドコモ光は、どちらもインターネット回線を提供していることでは同じと言えますが、運営元や契約方法に違いがあります。フレッツ光の運営元はNTT東日本またはNTT西日本ですが、ドコモ光は、NTTドコモが運営しています。

フレッツ光の契約方法は、回線の契約に加え、プロバイダへの契約が別途必要になります。一方でドコモ光の場合、回線とプロバイダを一括で契約する仕組みになっています。それに伴って料金体系や、請求方法なども異なってきます。

フレッツ光は、回線とプロバイダが別料金に明記されていて、それぞれの会社から請求が来るのに対し、ドコモ光は月額料金がプロバイダ込みの値段表記になっています。これによりドコモ光の方が、利用者にとっては分かりやすく、把握しやすい仕組みとなっていると言えるでしょう。

フレッツ光とは

フレッツ光は、NTTが提供する光回線を使ったインターネット接続サービスです。インターネットを接続するためには、別途OCNやBIGLOBEなどのプロバイダの契約が必要です。電話回線を使ったADSLより非常に速い通信が出来るため、ストレス無く使いたい人にオススメです。

通常、電柱や地下から引き込み工事を行い、インターネットに接続できるようにします。マンションのような集合住宅では元々フレッツ光の設備が整っている場合もあります。

光コラボレーション(光コラボ)の仕組み

2015年2月に始まった“光コラボレーション”は、回線とプロバイダをセットで契約できるインターネットサービスです。NTTが光回線を普及させるためプロバイダ会社や携帯会社といった光コラボ事業者を募る形で始めました。光コラボで使用するインターネット環境はフレッツ光と同じなので、現在フレッツ光を利用している人は、工事不要で切り替え(転用)ができます。光コラボ事業者がフレッツ光に独自のサービスを組み合わせて提供しており、フレッツ光の料金に比べると比較的安い料金設定になっています。

光回線を貸すNTTは、営業コストを抑えて新規契約を獲得できるようになり、私たち消費者は、自分に合ったサービスから光コラボ事業者を選べるようになりました。契約数は、NTT西日本では2017年8月に390万件を越したと発表されています。

ドコモ光とは

携帯会社のNTTドコモが提供する光コラボレーションのインターネットサービスです。フレッツ光やケーブルテレビの回線をそのまま利用しているため、契約をNTTドコモに変えても、速度が遅くなる心配はありません。

フレッツ光回線を利用したドコモ光には、利用するプロバイダによってタイプAとタイプBがあり、タイプAの方が220円(税込)安くなっています。2018年5月現在、ドコモ光では26社のプロバイダに対応しています。

(プロバイダの一覧)

タイプA

ドコモnet、plala、So-net、GMOとくとくBB、DTI、Tigers‐net、BIGLOBE、excite、andline、IC-NET、U-Pa!、@nifty、エディオンネット、SYNAPSE、TiKiTiKi、楽天ブロードバンド、hi-ho、01光コアラ、@ネスク、SIS

※U-Pa!のサービス提供は2019年3月31日をもって終了。サービスの終了に先立ち、U-Pa!の新規の申込み受付は、 2018年5月22日をもって終了。

タイプB

@T COM、OCN、TNC、AsahiNet、WAKWAK、@ちゃんぷるネット

提携プロバイダしか選べない光コラボ回線も多いですが、『ドコモ光』では上記以外を使いたい人向けの『単独タイプ』もあります。『ドコモ光』のネット回線のみ契約して、プロバイダは別途契約するため、料金はプランA・プランBに比べて割高です。

また、固定電話や地デジ・無料のBSを楽しめるテレビのサービスを加えることができます。月額料金は固定電話が550円(税込)、テレビが726円(税込)と比較的お手頃です。(フレッツ光を利用したドコモ回線のみ)

ドコモ光に転用するには

現在フレッツ光を利用している人が、ドコモ光などの光コラボに変更する手続きのことを“転用”といいます。フレッツ光の一部のプランを除き、転用によって工事不要でコラボ光へ切り替えできます。転用にかかる費用は、契約事務手数料3,300円(税込)のみです。

転用申し込みをするためは、NTTに連絡して転用承諾番号を取得し、番号を光コラボへ伝える必要があります。転用承諾番号受け取り手続きの際には、フレッツ光の契約内容を確認するため、以下の情報が必要です。

・CAF/Lから始まるフレッツ光のID、もしくはひかり電話の電話番号

・フレッツ光の契約者名

・フレッツ光の利用住所

・現在の支払い方法

転用承諾番号は電話かWEB上から取得できます。

ドコモ光に転用するメリット

スマホとセット割が出来る

ドコモ光とドコモのスマホの契約を紐づければ、セット割引の適用が受けられます。2018年6月29日現在、スマホの料金から110円(税込)~3,850円(税込)が割引かれるので、スマホのデータ使用量が大きいプランを使っている人ほど割引率が高くなります。家族でドコモスマホを使っている人は特にお得です。

dポイントが貯まる

dポイントとはドコモのスマホを購入する時やスマホの利用料金をはじめ、コンビニやネットショッピングなどで使えるポイントです。『dカードコールド』というドコモのクレジットカードを利用すれば、『ドコモ光』の月額料金の10%(1,100円(税込)につき100ポイント)がdポイントで還元されます。貯まったポイントは1ポイント1円として使えます。

2018年5月現在、転用申し込みで10,000ポイントプレゼントキャンペーンもあります。

いろいろなサービスを付けられる

固定電話やフレッツテレビを光回線と合わせて利用していた場合、ドコモ光でも利用することができます。月額料金は固定電話が550円(税込)+通話料(固定電話への通話の場合、全国一律8.8円(税込)/3分)、テレビが726円(税込)と、転用前と同じです。

また、好みの専門チャンネルを楽しめる各種映像サービスや、200誌以上の雑誌が読み放題の『dマガジン』、ヒット曲が聴き放題の『dヒッツpowered by レコチョク』、レシピ動画を見ながら料理を楽しめる『dグルメ』、親子で知育アプリを楽しめる『dキッズ』など、幅広いサービス・サポートが選べます。これらは、別途月額料金を支払えば利用できます。

ネット契約をドコモにまとめられる

光回線とプロバイダが別々の契約の場合、インターネットに関する請求は2社から来ていました。しかし、ドコモ光に転用した場合、光回線とプロバイダの契約がドコモになるため、請求もドコモ1社にまとめられます。

また、dアカウントというサイトに登録すれば、スマホやタブレットでドコモ光の支払い状況や契約内容の確認ができます。一部プロバイダのオプション等はプロバイダから請求が来る事があります。

転用の際の注意点

使えるプロバイダの確認をする

複数のプロバイダに対応しているドコモ光ですが、選ぶプランによってプロバイダを変えなければならない事があります。プロバイダを変えると、前のプロバイダの解約金が発生する場合があるのため、事前に確認しておきましょう。

ドコモ光の単独タイプを申し込む際には、希望するプロバイダがドコモ光に対応しているか確認が必要です。前のプロバイダのアドレスにこだわりがある場合、低額料金でアドレスのみ残せるところも多いです。

固定電話の番号を引き継げるかは事前にチェック

転用前に、利用中の電話番号を引き継げるかどうか、固定電話の契約を確認しましょう。

NTTの契約で発行された電話番号なら、基本的に引き継ぐことができます。(ただし、一部引き継げない場合もあります。)KDDIやケーブルテレビの契約で発行された電話番号は変わる可能性があるので気をつけましょう。

利用中のオプションの継続・解約

転用の際には、フレッツ光で利用中のオプションの変更が可能です。この機会にオプションの見直しをすることで、料金をさらに抑えられる場合があります。

また、フレッツ光で利用中のオプションサービスの一部は、光コラボに転用してもNTTから直接私たちに提供され続けます。NTT提供のオプションの解約は、NTTに申し出ないとできないので注意しましょう。

フレッツのポイントを使い忘れていないか

フレッツ光には利用者向けのポイントサービスやデータ保管サービスがあります。光コラボ転用後には利用できなくなるため、ポイント交換などは転用の前日までに行いましょう。

まとめ

ドコモ光は光回線とプロバイダを一括で契約できる光コラボレーションのインターネットサービスでした。ドコモ携帯を利用している方には、ポイントやセット割引といったお得なサービスがありました。転用には案外手間がかからないので、現在のフレッツ光や固定電話契約などの変更に問題がなければ、ドコモ光を光コラボの候補の一つに入れてみてはいかがでしょうか。

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